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とろける布




とろける布。

何度も、何度も身に纏い。

何度も、何度も、洗濯した衣。

まるで自分の肌の一部のような、

とろけるような感触。

それは、

「使い古し」という表現ではない、

うつくしさがあって、

何よりも、愛おしいと思う。

自分がつくるbagも服も、

こんな風にとろけるまで身に着けてもらえたら、本望だ。

普段とは違う、お直しを引き受けてみて、

またひとつ勉強になった。


 
 
 

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