麻の織り布。
作業台に広げると、夏を感じる、カラッとした香ばしい、麦わら帽子の香りです。
均一ではない織り目が素朴で、そこが素っ気なくて、とても好き。
そして、見た目よりも丈夫ですし、
ひと夏でサヨナラではない、夏が来るたびに再会できるbagが仕立てられます。
この織り布は手仕事の大先輩に教えて頂いた材料屋さんで出会ったもの。
渋谷駅から徒歩数分にあるお店なのですが、静かでひんやりとした空間に、
材料や反物が並べられています。
いわゆる布屋さん、手芸屋さんとはすこし違う雰囲気なのですが、
おもしろい素材に出会えるとっておきの場所。
骨董市では着物の帯の中に入っている芯、帯芯というものをみつけました。
素材は綿で、ぎゅっと詰まった織りの凹凸に惹かれて、一時期よくbagに仕立てていました。
素材探しはハンター気分。
布の仕入れのときは、なぜかすこし前のめり
気合を入れて探し回ります。